
秋保温泉では、時代を遡って昔ながらの古式床しい温泉地だけに、伝統のある老舗温泉宿も多いことで知られています。そのなかでも老舗中の老舗が 「伝承千年の宿佐勘」であります。 こちらの温泉宿は、平安時代から名取の湯元の湯守であります、その時代の伊達藩初期からの湯守役を勤めてきた「佐勘」は伝承千年の冠どおりであります、 いにしえの香りを漂わせる風格 のある宿です。
大規模でありながら宿の隅々に日本情緒が行き渡っており、なんともしっとりと落ち着いた風情を醸し出している、そんな癒される宿であります。お風呂に関しましては、絶景の渓流沿いの 露天風呂や、まるで室内とは思えないほどのスケールの大きさあふれる大浴場など、昔からの伝統を受け継いで来ただけある老舗の風格がいたるところに見受けられます。
また寛永2年に創業した「岩沼屋」も「伝承千年の宿佐勘」と並んで、長い歴史を誇る老舗宿の1つでもあります。 こちらの宿は、建物は近代的ながら老舗ならではのもてなしを大切にして おります。創業は近年ではありますが、そのたたずまいは、まるで日本旅館の神髄といったものを垣間みるような贅沢な和空間の「茶寮宗園」があります。 8000坪の広大な日本庭園に数寄屋造りを配した客室はすべて温泉付きです。料理も季節感を彩りよく視覚からも楽しませてくれます。
秋保温泉の数ある宿の中でもお越しの際には、最も風格有る「左勘」はお勧めです。「左勘」の温泉は徳川時代において、仙台の藩主伊達政宗公「湯浴み御殿」として栄えましたゆかりの ある湯で『伝承千年の宿』と銘打っているとおりの、和風の憩いを提供してくれる贅沢な寛ぎと癒しの宿であります。
「左勘」の館内施設の1つのメインでもあるお風呂の特徴ですが、秋保の名取川が一望できる大浴場のスペースは個人毎に区切られ、爽やかな自然の香りに包まれての打たせ湯は気分も爽快で 格別なものがあります。また大浴場は、これがまた素晴らしいのです。室内だというののも関わらず、外をパノラマで一望できる開放的な作りとなっており、その景色に圧倒されます。
泉質は良質の弱温泉「あたたまりの湯」といわれております。効能は神経痛リュウマチ・婦人病・外傷骨折・火傷・痔・などと言ったものに良いとされています。奥州最古の開湯場とも 言われています古き良き伝統ある、秋保温泉の宿「左勘」で長い歴史を感じると共に秋保温泉の風情を感じながら温泉にゆっくりと入り、歴史の重みを感じてみては如何でしょうか?
秋保温泉は気品ある皇室の温泉の一つとして、位置づけられ「御湯」の称号を受けると同時に、別所温泉・野沢温泉・三函御湯と共に「日本三御湯」と称せられるようにまでなったとのことです。
ここに出てくる「名取の御湯」というのは「拾遺集」や「大和物語」などにも歌われております。そして、のち平安時代から戦国時代にかけては、秋保温泉の「湯守役」を勤めていたのが佐藤家であります。 これが現在の「ホテル佐勘」の祖になっているのです。